車に酔わない方法のポイント これであなたもお子様も大丈夫

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 自動車に酔わないポイントをまとめておきます。

(1) 乗車前に車内の空気をリフレッシュ
(2) 運転手(ドライバー)できる限り優しい運転を
(3) 同乗者は運転手と同じ物を見るような視線で

 空気をリフレッシュは、本当は臭い事なんてないのに、車の車内は臭いなんて思い込んでいる場合もありますので、乗車する前に空気を入れ替える事で「きれいだ」なんて言う暗示をかける意味もあります。

 優しい運転は、特に「ブレーキ」です。
 山道でカーブが多い時は、安全上仕方ないのですが、普通の道路の場合、ブレーキを必要以上に使わない事です。
 そして、赤信号で停車する際に、頭が「カクン」と前のめりになるようなブレーキの掛け方をしないことですね。
 スピードが0kmになる直前に、ブレーキを緩めて、できる限り自然に止まるように運転手が工夫する事です。
 電車やバスの運転手さんはプロでして、乗り心地と言う面も心掛けていますので、0kmになる直前に、必ずブレーキを緩めて、カクンと停車しないように心がけているものです。
 頭が前後にカクンと揺れてしまうと、酔いやすくなってしまうのです。

 最後には「視線」です。
 自分はじっとしているのに、景色が目まぐるしく変わる事で、変調をきたして酔います。
 そのため、夜ですと景色が良く見えないので、酔いにくいのですね。
 運転手が見ているような前方の遠くを常に見る事が良いのですが、対策としては濃いめのサングラスをするだけでも効果があります。 

 上記を実践すればまず酔わないのですが、あとは酔う方の「気持ち」の持ちようもあります。

 私は車に酔いやすい、今日も酔いそうだな?なんて1回でも考えてしまったら、まず酔います。
 車に乗る=酔うなんて思い込まない事です。
 とは言え、なかなか難しいですよね。
 そういう時は、下記の事も実践してみて下さい。

サングラス

 上記であげたとおり、濃いめの「サングラス」を忘れずにかける。
 せっかく持って行っても忘れただけで「あっ、酔ってしまう」と思い込みますので、忘れずにサングラスをすることです。
 もちろん、なるべき遠くの景色を見て下さい。
 近くの景色を見ると、目が追い付かなくてクラクラする結果、吐き気をもよおしてしまいます。

シートに深く座り後席でもシートベルトをする

 良く酔うと前かがみになったりする人がいますが、それは症状を悪化させます。
 体は座席に固定させるようにして、後ろの席でも必ずシートベルトをして、よりしっかりと固定させましょう。
 体が揺れにくくすることが大切です。
 カーブでは遠心力で外側に体が動かないように、内側に体を傾けて、極力、身体がまっすぐになることを保てるように心がけましょう。
 とにかく、身体や頭が揺さぶれないように、頭もヘッドレストに当てて、できる限り常に同じ状態になるよう心がけて下さい。
 揺れに体を任せていてはダメです。
 船舶の揺れがひどい時は、船の「中央」が一番揺れにくいです。

酔ってきたと感じたら歌ってみる

 なんか酔ってきたな?と感じたら、そのまま静かに黙っているのは逆効果です。
 すぐに「歌」を歌い始めて下さい。バスならそうはいかないですが、自家用車でしたら遠慮も不要でしょう。
 15分も歌い続けると、あら不思議、酔う感覚は吹っ飛んでいると思います。
 ただし、歌い続けるのを10秒でも途中でやめてしまったら、ダメですよ。諦めないで、常に口を動かした状態を保つよう、歌い続けることが重要です。
 単にペラペラと話をするのも良いのですが、話だと都庁で会話が途切れてしまうことがあるので、歌が良いのです。

大人ならウイスキー

 酔ってしまった場合には、大人であればウイスキーをグビっとひと口、行きましょう。
 酔いが酔いで紛れて即効です。
 これは、私が旅行会社にいたとき添乗した際、東北のバス会社さんが良く用いていた酔ったお客さん対策です。
 ドライブに行くとき、私は、同乗者の為に、車内にウイスキーを常備しています。もちろん、運転手の自分は飲まないですよ。
 お子様の場合は、酔い止めの薬が手っ取り早いですが、ドラックストアなどがない場合には、コンビニで「梅干し」を買ってください。
 梅干しを食べる事で、大量の唾液が出て、三半規管のバランスを整えてくれます。
 効果を期待するのであれば、カリカリ梅などではなく、本物の梅干しにしてくださいね。
 酔ってしまったら、チョコレートやアメなど甘いものを食べるのも、血糖値が上昇して脳に錯覚を起こさせるので効果があります。

あなたは酔いません

 最後に、もう一度、繰り返しておきます。
 「また酔うかも」という不安感や「自分は酔いやすい」という思い込みは、絶対にNGです。
 乗り物に乗ると吐くという人を集めて、酔い止めだとして「偽薬」を飲ませてからバスに乗せたところ、90%の人は酔わなかったと言うデータもあります。
 「このままでは自分は酔う」と考えてしまう事は、自分に「これから酔うよ」と自分で自己暗示をかけていると言う事になります。
 よって、平気な家族の人も、ドライブの時に「酔わない?大丈夫?」なんて声をかけてはダメです。酔う・大丈夫?と言うキーワードはドライブ中は厳禁です。
 「ゆっくり運転するから平気だよ」など、安心できる言葉を掛けてあげましょう。

 そういう意味では、酔い止めを持ってきている、この前買ったと言う状況があるだけでも、意外と酔わなくなるものです。

 バスガイドさんは、少々体調が悪くても「今日の自分は少し体調が悪い気がするが、それでも酔わない、いつものように大丈夫」と思い込むと言いますよ。
 あなたも「今日は大丈夫」と思い込むことが大切なのです。