フォークリフト免許取得までの教習所体験記
フォークリフトを1回も運転したことがない素人である私がフォークリフト免許取得するまでを記載した体験記。お粗末だが興味のある方は最後まで読んで欲しい。
フォークリフト免許と一般的には言われるが、正しくはフォークリフト運転技能講習修了証と言う名称になり、労働安全衛生法にて1.0トン以上のフォークリフトを構内(敷地内)で運転する際に必要な修了証となる。車の免許のように更新が必要ない「永久免許」だ。公道用の免許ではないので、普通の自動車教習所では受講できない。
教習所を探す場合は、インターネット検索で「フォークリフト(スペース)教習所(スペース)地方名」で検索すると便利。例えば、東京にお住まいの方なら「フォークリフト 教習所 東京」と検索すると、何件かの教習所HPが見つかるので、試して欲しい。
それでも見つからなければ、単純に「フォークリフト 教習所」で探してみて欲しい。
余談になるが、公道(道路)を運行するにはプラスして特殊自動車免許が必要。要するに、公道は公安委員会が発行する自動車免許が必ず必要だが、私有地(倉庫や工場の敷地内など)では、自動車免許は不要と言う大前提となるが、法律によりフォークリフト技能講習を受けて試験に合格していないと運転できないと言うことだ。
私の場合、仕事で必要と言う事ではなく、必ず取らなくてはならない運命と言う訳ではなかったが、ちょっと興味があり、どうせ取得するなら神経が鈍っていない、少しでも若いうちにと思い、個人で費用を全額負担してフォークリフト講習を受ける事にした。
フォークリフト講習コースは、持っている自動車免許などにより4コースに分かれる。
分かれている詳しい内容は教習所HPにてご確認願いたい。、
私は普通自動車免許は持っていたので、31時間講習の4日間コース。教習所によってはナイター設備がないと、同じ31時間でも4日間ではなく5日間になる講習もあるようだ。
日程は平日4日連続、土日+土日、週末+平日など教習所によって様々。地方に行って合宿免許で受講しようと思っても、結果的に自宅から近くの教習所での受講日数と変わらないので、宿泊費が余計に掛かる合宿免許で取得する必要はない。
私の場合、講習料は約46000円。この料金も安いところは39000円程度からと、教習所によりバラツキがあるようだが、これはどうも使用する車両により価格が異なるように感じる。車で言えばオートマのようでエンストしないトルコン車と、昔ながらのクラッチ車で受講する差のように感じる。当然、最新型のトルコン車の方が受講料高いようだ。
最初は教習所選びから開始した。
自宅から徒歩で行ける一番近くにある安い教習所は、1ヶ月先まで予約で一杯。その次に近い車で20分程の教習所は日程が余りなく断念。3番目に近い車で30分程の教習所を選んだ。教習所は都道府県をまたがっても問題ない。
約2週間先の日程に的を絞ったが、電話で「空き」があるか問合せしたところ「その日程はもう1名分あるかないか?」とあいまいな返事。電話の応対もそんなに良くなったが「では、急ぎ申込します」と電話を切り、FAXにて申込書を送信した。申込の際には、自動車運転免許証のコピーが必要だった。
申込してから「満員です」と言う電話がくるかな?と構えていたが、3日後に受講票が郵送で届き、受講できることがわかった。
必要な物は、写真、印鑑、筆記用具、ヘルメット(ない場合無料貸出有)、レインコートくらいか? その他、軍手が必要など服装に関する注意もあるが、これは各教習所の案内をご覧頂きたい。
なお、写真はそのまま技能講習修了証に使われるのできちんとした写真を持って行こう。更新がないので、一生その写真になってしまう。
ヘルメットは日用品ディスカウントに行けば1000円程度から手に入るので、借りるのが汚そうでイヤだった私は新品を購入した。
講習時間31時間を4日で割ると、1日平均7.75時間。要するに朝から、夕方までみっちり講習になると言うことで、初日の集合時間は朝8時。
1日目、早めに家を出て、朝7時30分位に到着したが、駐車場は約7割埋まっていた。みんな早く来ているようで、車で待機している方が多かった。
私はすぐに建物に入った。講習別に教室はこっちなどと案内がされていたので、その教室に入る。教室の席は自由席なので、早めに行って、後ろのほうの席に座った。
どうも自動車免許がない35時間コースを受講している方も今日から合流したようだ。
全員集合したら受講票・申込書を提出して、受講料を支払う。そして、4日間の流れの説明を受けてテキストをもらって学科を受講。
学科はスライドなどにより講師の説明を聞くが、学科試験に出そうな部分だけを急いで教わると言う感じで、だいたい60分に5分程度の休憩があった。
私が行った教習所では昼食は弁当持参か、当日教習所側で弁当注文を聞いてくれるので食堂で食べる。または車の中で休憩しながら食べると言った感じ。昼食に関しては2日目以降も同様だ。
1日目の最後に60分の学科試験がある。合計35門の○X方式で、60%以上の正解で学科合格だ。試験内容は、法律関係が多少難しく、また全体的に引っ掛け問題が多く、理解をしていないと答えがわからない。ただし、学科講習の内容をしっかりと聞いていれば、誰でも合格できる水準だ。早ければ20分程度で全部回答できる。
私が受講した教習所では学科試験に落ちても補習を受けて再試験を受けられるとも言っていたが、受講していた全員が合格できた。
2日目からは、朝8時15分が集合時間。朝到着したら、教室に一旦入る。
そして、その日の受講内容の説明を受けて、いよいよ実地講習の開始である。
私が受講した日程は男性ばかり約15名で、2班に分かれてフォークリフト1台に乗る。要するに、7〜8名で1台のフォークリフトを交代で乗った。
講習に使われたフォークリフトは、2トンのカウンタバランス型のトルコン車。トルコン車はエンストしないので助かる。ハンドルはクリクリと良く回るので、帰宅の際にはパワステの自分の車のハンドルが重たく感じるほどだった。
実地講習は、きれいにコンクリート舗装された路面にて、講習を受ける。私が受講した教習所ではテニスコート4面程度だったろうか? そして、すぐ横に屋根がついているベンチスペースがあり、自分が運転しない時は、そのベンチに座って、他の受講生の運転を見て学ぶ。お昼休憩以外としては、ベンチに座っている時間に、ジュースを飲んだり、トイレに行ったりできるので、比較的自由だ。
実地初日は、主に走行に関する運転。基本的な操作方法で、終わるのは18時。
最後の頃には後進走行もする。運転があまりうまくない人には、居残り補習もあるらしい。
3日目(実技2日目)の午後にはいよいよ荷取り・荷付けがある。要するに、フォークの部分で荷物を取ったり、台の上に荷物を置いたりする動作だ。
車の運転経験しかない私は、多少苦労したが、この荷取り・荷付け動作たけで4時間の講習時間となるので、動作方法さえ覚えればなんとかなる。
4日目(最終日)は、より現実的な走行と荷取り・荷付けと総合的な運転の練習=実地試験と同じコースにて練習となる。
なお、実地講習においては要所要所にて運転に要した「時間」をストップウォッチで計る。安全走行が第一だが、実際職場では作業スピードも要求されるからとの事。目標時間は熟練者(教官)の2倍の時間。他のフォークリフトで慣れてしまっている方や、自動車免許のない35時間コースの方は多少タイム的には苦労していた。
午後からは、実地試験同様の内容にて最後の練習。そして、最後の最後に乗車前点検の方法を教わる。
実地試験は16時30分くらいから。目標2分40秒で、オーバーすると減点だが、時間は気にすることない。時間よりも1つ1つの動作を基本に忠実に行わないと、そっちの方の減点が大きい。100点満点で85点以上が合格。
乗車前点検→走行開始状態に→前進して右折→荷取り→後進して左折しスタート地点に戻り、前進長距離(10m?)・右折・左折・左折のクランク→荷付け→後進して左折→停止状態にと言う試験内容。だいたいの人は2分程度で終わる。
万が一、実地試験に落ちても60分みっちりの補習走行をして、再試験が受けられる話だ。点数が発表される訳ではないので、自分が何点だったのかはわからないが、全員の試験終了後、私が受講した約15名のメンバーは「全員合格」とその場で言われた。
試験後、教室で待つように言われて、技能講習修了証(クレジットカードタイプ)の交付を受けて、受取印を押す。それで17時30分には解散となった。
改めて確認するが、時間などは教習所により異なるので、思い込んで遅刻などしないよう注意して欲しい。
私が受講した教習所では、安全の為に大声で指導することはあっても、教官が受講生に感情的に怒るような事(怖いと感じた事)はなかった。
一度もフォークリフトを運転したことがない私が受講前不安に感じたのは、やはり同じ講習を受ける受講生には、既に仕事などでフォークリフトに「慣れている」方が多く、講習についていけないのでは?と感じることだった。18歳以上なら経験がなくても受講できると、教習所の案内ではうたっているが、やはり心配だった。
しかし、フォークリフトにもカウンター式、リーチ式など色々あり、教習を受ける車両タイプと異なるメーカーのフォークやその他のタイプに慣れていたり、長年大型トラックを運転していたりすると、慣れと言うのは怖いもので、かえってフォーク講習で苦労することがある。その為、全くフォークリフトに乗ったことがないと言うあなたでも心配がないことが受講してわかった。現に、普通自動車免許すら持っていない35時間コースの方も多少苦労はしたが無事に合格していた。
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